2011年1月25日火曜日

書籍販売、過去20数年で最低:私も著者の一人として:本の大きくて不思議な力

本の売り上げ低下が止まりません。
出版社の方々からは、ずいぶん前から話を聞いていますが、
こうして、毎年のように社会的なニュースにもなっています。

出版社は、次々と本を出し、少し売れなくなれば絶版にし、次の本を出版します。
薄利多売というか、自転車操業が続いています。
小さな出版社なら(出版社はどれも意外と小さい)、一つの出版の失敗が大きな影響を与えてしまいます。良い本を作り、じっくり売り続けて行くのが、難しくなりつつあります。

『もしドラ』(もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら)や、『1Q84 BOOK 3』のようなベストセラーも出ていますが、
「突出して売れる本と、それ以外の二極化が顕著」という指摘もあります。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110125-00000542-san-ent


私も何冊か本を書いてきました。
本を書くと言うのは、大きなことです。
ベストセラー作家ではない普通の著者にとって、
本の執筆は、その労力の割には、利益の多くないものです。
しかし、本を書くことで著者自身の人生観が変わることさえあると、感じています。


編集者の熱い思いが伝わります。
本を出すことで、人間関係や仕事の広がりもできます。


拙著『人間関係がうまくいく図解 嘘の正しい使い方―ホンネとタテマエを自在にあやつる!心理法則』の出版を機に、いくつものメディアから「ウソ」に関する取材を受け、いくつかのテレビ番組にも参加しました。

犯罪心理学に関する本の出版から、事件事故に関する取材は数多くありました。

昨年の出版『あなたが死んだら私は悲しい 心理学者からのいのちのメッセージ』は、今までで一番小さな出版ですが、一番反響のあった本になりました。「いのち」の問題について、読者カードを通し、いただいた手紙やメールを通し、出版記念講演会を通し、多くの人ととのつながりが持てました。

インターネットやデジタル情報は、ますます勢いを増すでしょう。
私も自分のホームページを(心理学総合案内こころの散歩道)を通して、今までにない経験もしています。

ただ、本が持っているこの不思議で、大きな力は、きちんと引き継がれていくのでしょうか。

中学校の図書室にあるちょっとマニアックな図鑑類、これを眺めるのは、ネット検索とはまた異なる、楽しみなんですよね(スクールカウンセリングの勤務先で感じています)


ウェブマスター碓井真史の本


書籍販売、過去20数年で最低…雑誌も低迷(Yahooニュース)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110125-00000349-yom-soci

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