2010年3月8日月曜日

イタリアの大臣が若者に親元からの独立を強制する法律制定を主張;子離れの心理

イタリアも欧米社会の中では、家族のきずなを大事にするとか。たしかに、イタリアというと、大家族のイメージがありますね。日本も、家族、親子の結びつきをとても重視する文化です。

それでも、昔のように貧しい時代は良かったのですが、豊かな社会の中で、いつまでも親に面倒を見てもらい続ける子どもが増えています。「パラサイト・シングル」なんて言葉もはやりましたね。ニート、引きこもりは、大きな社会問題です。

子どもの世代が、長く続いた不況の影響で経済的に苦しく、親の世代は比較的お金があるとなると、この傾向はさらに強くなるでしょう。

さて、ほ乳類はみんな子どもをとてもかわいがります。ところが、ある日突然親は子どもを追い出します。子別れの儀式です。人間は、ほ乳類の中で、もっとも子離れが苦手になってしまった生き物でしょう。

子どもは天からの授かりものではなく、天からの「預かりもの」です。愛を込めて大事に育て、そして子どもを自立させ、社会にお返しするのが、親の役目でしょう。

それが難しくなってしまっているのが、現代社会の問題なのですが。
でも、人は自立して生きていくのが、幸せなのです。


イタリアの大臣が若者に親元からの独立を強制する法律制定を主張、波紋が広がっています。(Yahoo)

青年期の発達心理学(こころの散歩道)

子育ての本


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