2010年3月7日日曜日

鹿児島の中2が自殺:再び起きた悲劇:命の大切さと自殺予防




鹿児島の中学2年生の男子が自殺をしました。
この中学校では、14年前にも、生徒の自殺が発生しています。


学校は、「その後「命の大切さ」を訴える教育を続けてきた」そうですが、悲劇は再び起きてしまいました。


この学校では、毎年「命を大切さを考える集会」を開催していたそうです。生徒たちがそれぞれ発表する会だそうです。たぶん、とても良い会だったのではないかと思います。


命の大切さを教えることは、とても良いことだと思います。
ただ、命の大切さの教育と自殺予防は、必ずしもつながらないのではないでしょうか。


学校というところは、明るくて、元気が良くて、前向きなところですが、
そのような健康的な場所で、それでも死にたい気持ちになる生徒はどうしても出てくるでしょう。
そんなとき、その子はどうしたらよいのか、その子から何かを聞いたり見たりした人はどうしたらよいのかという「自殺予防教育」が行われていたらと思います。


もちろん、そうしていれば今回の悲劇は回避できたとは限りません。
「自殺」ということを前面に出した活動が難しいこともわかります。
この学校を責める気はありません。


ただ、明るく感動的な命の大切さ教育が重視されるのではなく、暗く後ろ向きに成っている生徒を支援し、具体的に自殺を予防する方法を、みんなで考えて生きたいと思うのです。


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